田原総一郎さんは
「親がまずしくて仕送り前提で上京し、狭い部屋に住んで共同トイレだった。今は全部そろっていて何が不満なのか」
といったことを、言われていました。
しかし、実は「スタートが貧しかった」ことこそが昔の人達のモチベーションの源だったのかもしれません。
・自分が仕送りして実家を支えなくては
・年下の兄弟に学校に行かせるために俺が頑張らないと
といった経済的モチベーション
・三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)、3C(カラーテレビ、クーラー、自動車)による生活スタイルの「劇的な変化」を手に入れたい
という物欲モチベーション
そして、国全体が貧しいので、物が売れる余地がまだまだある経済状態。
一生懸命働けば報われる(給料が上がる)、一生懸命勉強すれば、大企業に就職出来て将来が約束される
そんな全てがリンクした時代だったのかもしれません。
まさにフィーバー。
貧しさからの脱出、豊かさの教授、そして、頑張りが報われる経済成長
モチベーションなんて意識しなくても、バリバリやれば良かったのです。
そんな時代だったのです。(たぶん)
こうした(無意識の)成功体験があるせいで、現代のやる気が出ない若者のことは
年上の世代の人達は理解が難しいかもしれません。
現代は「スタートが豊か」な為に、親を支える必要もなく、実家にいれば働かなくても食べていける時代。
必要な家電も格安で手に入る。
しかし、景気低迷で頑張っても給料に反映されない・将来に期待が持てない。
得たいものも見つからなければ、とりあえず何かやるにも何もない。
だから理由が欲しい。何故働くのか。何故出世しないといけないのか。
どうすれば良いんでしょう。
なかなか難しいですね。
とりあえず、相続税を95%ぐらいにして、親から子や孫に引き継げないようにするのはどうでしょう。
お年寄りの資産を存命中に没収するのも気が引けますので、亡くなってからということで、、、
気になるなら生前に、ガンガン使う方向で。
年金制度に関して、世代毎の積み立てという案が若い人から出てましたし
だとすると、先の世代から引き継ぐのも無しよという発想です。
実家を維持したければ、相続税を払えるくらい(その家をローンで買いなおすくらい)若い人は頑張って貯蓄しなくちゃ!
実家は税で没収されたとしても、「いつかは俺も新築マイホーム」という目標を持って頑張ればいいですよね!
家がなくなったらピンチだし!働かないと!
既得権益なんて、公務員も一般市民も無しなのです。
リセット、リセット。
ちょっと強引かな~
でもまぁ、「一旦貧しくなる」というような方向しかアイデアが出ないですよね。(ダメ)