昨年7月の盆前に購入して以来、ほぼ毎日vaio Type-Zで作業して、気がつくと10ヶ月が経ちました。
時間が経つのは早いですね~。
あの頃からするとSSDの大容量化・低価格化が激しく、技術の進歩の速さを感じます。
さて、そんなSSDですが、購入当初には「デフラグしないほうが良い」という話がありました。
SSDは、素子単位で書き込み回数に物理的な限界があって、デフラグがむしろ悪影響説と
ランダムリードが早いので断片化自体がHDD程大きな問題にならない
の2点が理由だった気がします。
というわけで、私もOSが定期実行するデフラグはオフにして今日まで来たわけですが、、、
最近になって、実はSSDでもデフラグした方が良いのでは?という話を耳にするようになりました。
むお。まぢーでー?
結論:SSDだからこそデフラグは要ります。でも条件付。
SSDにおける断片化の影響について見ていると、断片化すると特に書き込み速度に影響が出るようです。
あららあら・・・。
そして、この書き込み速度低下が、プチフリと呼ばれる現象を起こす可能性があるとか。
プチフリとは?今のところType Zでは、速度低下や、プチフリが気になったことはありませんが、果たして実際はどうなんでしょう。
プチフリの危機が目の前まで迫っているっ?!
ということで、使用10ヶ月経ったことだしSSDをデフラグすることで、パフォーマンスがどの程度変わるのか確認してみたいと思います。
デフラグする前のType Zの使用状況ですが、ざっくりこんな感じです。
●ほぼ毎日仕事で5時間以上利用
●開発ツール、データベース、仮想環境等、インストールツールは多数
●ファイルは、小さなファイルから、HDDのイメージファイルといったGB単位のファイルまで多数あり
●購入直後から50GB程度使用
というわけで、一般の方(?)と比べるとPCの使用頻度は高く、SSD上のファイル更新頻度もそれなりに高いんじゃないかと思います。
それなりの利用状態で10ヶ月デフラグしないと、どうなってるんでしょうかっ?!
まずは、デフラグする前の状態を、パフォーマンス測定してみました。

次に、デフラグしてみます。
デフラグソフトには、
Auslogics Disk Defrag を使ってみました。
Gigazineさんで紹介されていたやつです。

待つこと、約3時間、、、、(思ったより長いっ?!)
パフォーマンスレポートが出ましたっ

17%速度が向上したと申されております。
ほほぅ。
で、パフォーマンスの方ですが、、、

全体的に、5~10%前後の速度アップとなりました。
が、、、思ったほどの差にはならなかたですね。
Type Z のSSD の特徴なのか、、、はたまた、Raid 0 だからちょっと特性が違うのか、、、??
あるいは、普通に使って10ヶ月程度の断片化では、それほど顕著に速度低下にならないのか、、、??
(上記の検証ブログでは、ツールで徹底的に断片化されてたみたいなので)
うーん。。。
思ったほど数字に差が出なかった理由は、ちょっと分かりませんでした。。。
SSDはまだまだ登場したばかりなので、最適な運用が明確になるには、もう少し時間がかかるかもしれませんね。
製品もすごい勢いで進化してるし。
ということで、デフラグを頻繁にやる必要性は不明だけど、速度低下が気になりだしたらやってみる価値はありそう。という感じでしょうか。
微妙なエントリになってしまったな~。